ゆかりの茶室に
光をあてるっちゃGO
「山元いいっ茶組」の発足
~大條家ゆかりの茶室の
修復・保存に向けて~
茶室は2011年3月11日の東日本大震災の被災を受けた後放置され、崩壊を待つだけの手つかず状態でした。
2012年に文化庁主導の文化財ドクターが調査に入り、修復案を役場に提出したものの対処は見送られて日が経っていきました。
2016年秋、貴重な文化財の危機、このままではいけないと2つの団体を結成して大條家茶室の修復・保存に向けて活動を開始しました。
2つの団体
- 1)
- 「大條家ゆかりの茶室の保存と活用を願う会」 2016年夏
在仙台中心の建築等の専門家・有識者の会26名設立趣意書
- 2)
- ゆかりの茶室に光をあてるっちゃGO「山元いいっ茶組」 2016年10月
地元町民の会 発起人5名(岩佐大輝/庄司アイ/早坂文明/三浦寛也/清水ますみ)「豊臣秀吉ゆかり茶室(通称)」
の修復と
保存を求める要望書
及び
山元「いいっ茶」組設立
・活動要旨表明書
地元で頑張る皆さんを
応援します!
「山元いいっ茶組」の活動(Ⅰ)
役場に届けた“寄付金”と”町民の声”
3回の寄付金
- 2017年1月31日 292,383円
- ・任意寄付(町外、県外含む)
・養生カバー設置と、それを説明する看板の即設置を要望。
- 2018年7月30日 71,683円 (*山元町ふるさと歴史学習会と共同で)
- ・フォーラム開催余剰金
・茶室門外の掲示板設置を要望
茶室が中にあることが分かるもの、養生カバーの説明を要望。
- 2023年5月 132,000円 (*クラウドファンディングにて)
- ・92,260円(志賀潔博士本344冊・4月末〆)
・12,000円(志賀潔博士本制作へのカンパ3名分)
・27,500円(徳本寺紙芝居イベントカンパ箱)
計131,760円 ⇒ 132,000円
- その他
- ・朝日新聞文化財団の助成金を紹介(2017.6)
町民の声(茶室アンケート)を2回実施、サマリーを提出。
- 2017年1月31日 378名
- ・茶室をどんな風に使いたいですか?利用アイディアをお聞かせください。PDF
- 2018年6月14日 57名
- ・これからの茶室について、ご意見・思い・提案 等々、なんでも
修復・保存への希望、意見。利活用アイディア。役場への提言をお聞かせください。(「茶室フォーラム」参加者)PDF
署名を町長に提出。
- 2017年1月31日 378名
- 「山元いいっ茶組」、「大條家ゆかりの茶室の保存と活用を願う会」の活動に賛同し、
茶室の早急な修復・保存を求め、活用に協力します。
「山元いいっ茶組」の活動(Ⅱ)
開催した講演会、イベント、勉強会
茶室のことを知って修復、保存を実現して、活用していけるように。
たくさんの方々が参加して熱心に学んでくださいました。
- 2017年7月16日 学ぼう。山元町のすごい歴史②
- ~とことん味わう
江戸の大條家ゆかりの茶室~
お呈茶付き
(於 徳本寺) 約90名
共催:ポラリス 協力:石州清水流PDF
- 2018年6月9日 大條家ゆかりの茶室フォーラム
- (於 おもだか館) 約170名
共同主催:山元町ふるさと歴史学習会
講師:伊達宗行氏、佐藤憲一氏他PDF
- 2018年11月29日 山元町の「大條家ゆかりの茶室」保存活動と石州清水流の茶会
- (於 仙台メディアテーク) 約80名
主催:JIA(アーキテクツウイーク)
講師:伊達宗行氏、清水道玄氏他
石州清水流のお呈茶PDF
- 2019年9月22日 千石邸古民家コンサート
「民話の音色」鷲峰企画vol.9 - (於 千石邸) 約130名
協力:千石家・坂元神社
パネル掲示/資料配布/お呈茶PDF
- 2019年11月4日 坂元町区健康増進
歩こう会・ふれあい交流会 - (於 茶室・霊廟) 約90名
協力:坂元神社
茶室現場での解説/パネル説明/資料配布PDF
- 2021年3月19日 電子紙芝居
「大條家ゆかりの御茶室物語」
完成上映会 - (於 ポラリスこう・ふくアトリエ)
10名(制作、出演者)PDF
- 2022年11月11日 まちの人と学ぼう こぐまサロン
- 電子紙芝居
「大條家ゆかりの御茶室物語」
を見て語ろう 主催:ポラリス
(於 つばめの杜ひだまりホール3階 会議室) 40名PDF
- 2022年12月3日 私たちのお茶室を知ろう。
- 電子紙芝居
「大條家ゆかりの御茶室物語
/ 寸劇 大條お殿様隊もやってくる⁈
/ 茶室クイズ大会
(於 徳本寺) 約100名
共同主催:ポラリス 協力:小濱昭博氏PDF
- 2023年9月23日 伊達宗亮百回忌と新作講談
「伊達の血筋を守った男 大條道直」 - (於 徳本寺) 約200名
出演:村田琴之介氏PDF
メディア掲載
新聞やテレビ、雑誌のメディアが、「山元いいっ茶組」のイベントや講演会などの活動を取り上げてくれました。茶室の修復・保存にはずみがつきました。
- 2017年2月7日
- 仙台藩家臣・大條家ゆかりの茶室
/ 大震災で被害修復手付かず河北新報
*茶室にとって初めての問題提起記事PDF
- 2017年6月16日
- 山元・NPOポラリス勉強会開始
歴史学んで町に誇りを河北新報
*大條家ゆかりの茶室他、八重垣神社、被災の史跡など山元町の文化財をテーマの勉強会についてPDF
- 2017年8月5日
- 修復・活用へ 町民ら奮闘
勉強会や署名活動展開河北新報
*徳本寺での勉強会(とことん味わう大條家の茶室)報告記事PDF
- 2017年12月15日
- 「夕方LIVE!キニナル」
~大條家ゆかりの茶室~KHB東日本放送(5ch)
出演:庄司アイ、早坂文明
*初めてのTV放映、番組終了で継続ならずで残念でした。PDF
- 2018年6月7日
- 大條家茶室 修復へ議論
9日、山元でフォーラム河北新報
*おもだか館での伊達宗行氏他有識者と町民のシンポジューム
「茶室フォーラム」開催予告記事PDF
- 2018年6月21日
- 仙台藩主ゆかり 大條家茶室
震災で被害 価値再確認河北新報
*「茶室フォーラム」内容の報告記事PDF
- 2018年12月4日
- 「山元・大條家茶室由来探る」
仙台で講演会80人参加
石州清水流お手前披露河北新報
*仙台メディアテークでの伊達宗行、清水道玄両氏講演会とお茶会取材記事PDF
- 2020年5月
- 被災茶室 看板で存在PR
地元2団体寄付で町制作河北新報
*「山元いいっ茶組」と「山元町ふるさと歴史学習会」の寄付を元に役場が制作した茶室解説板設置の告知記事PDF
- 2021年3月31日
- 藩政期の茶の湯 紙芝居で
山元・坂元地区住民グループ企画河北新報
*電子紙芝居の完成上映会の様子を記事に。PDF
- 2021年7月
- 仙台藩の茶の湯文化を伝える茶室
一般公開に向けて紙芝居を制作月刊 地域人
*全国誌からの取材でした。
ありがたいことでした。PDF
- 2022年11月26日
- 大條家茶室 魅力知って
来月3日イベント紙芝居で歴史紹介河北新報
*徳本寺での紙芝居上映、俳優さんの寸劇と茶室クイズ大会の予告記事PDF
- 2023年9月16日
- 茶室の由緒 講談で説く 23日開催
修復費寄付集め後押し河北新報
*徳本寺でのクラウドファンディング応援の会、新作講談「伊達家の血筋を守った男 大條道直」披露予告記事PDF
- 2023年9月8日
- 「大條家茶室」修復 新作講談で後押し
山元で23日披露朝日新聞
*徳本寺でのクラウドファンディング応援の会、新作講談「伊達家の血筋を守った男 大條道直」披露予告記事PDF
- 2023年3月29日
- 茶室の歴史軽妙に語る
アマ講談師村田さん台本自作200人魅了
サンド伊達さん父も登場河北新報
*徳本寺での新作講談「伊達家の血筋を守った男 大條道直」披露の会報告記事PDF
クラウドファンディングと
サンドウイッチマンさんの活躍
「山元いいっ茶組」が
制作した大條家茶室の資料
大條家茶室についての知識定着のための資料を、バリエーション豊富に制作しました。
ご自宅に持ち帰っても学んでいただけるよう工夫し、イベントや勉強会時にはもちろん、折にふれて配布を心がけました。今後もどうかご活用ください。
- 2017年8月
- 大條家ゆかりの茶室
思い出アルバム*茶の湯のお稽古やお茶会、庭での野点を楽しんだ頃の茶室。その思い出写真を中心に、「拓郷」(坂元の地域誌・廃刊)に掲載されていた茶室関連記事などをまとめたアルバム。茶室の修復・保存を訴えた。PDF
- 2019年
- 茶室知識ミニカード*直ぐに手軽に学べるように名刺サイズ。
茶室と大條家の要点をまとめた。PDF
- 2019年4月
- 山元町の文化財
政宗下賜の茶室を再建へ「郷土 わたり 第121号」*隣町の亘理町の歴史ある地元誌「郷土 わたり」第121号に、茶室のことを書かせていただいた。PDF
- 2019年10月27日
- 徳本寺法話コンサート資料
―大條家と徳本寺*徳本寺の機関誌「見星」掲載の茶室と大條家についての関連記事のアンソロジーPDF
- 2020年2月21日
- 茶室看板 原稿*我々の寄付を元手に建立の看板は、原稿作成のお手伝いをし、役場が地図その他を加筆して仕上がった。PDF
- 2020年10月11日
- 県美出前講座in亘理
―地元にもある!
残したい大切な建物*宮城県美術館保存活動の「県美出前講座in亘理」をお手伝いし、会場で資料を配布させていただいた。“地元にもある!残したい大切な建物”アピール。PDF
- 2020年10月31日
- 大條家ゆかりの茶室
―私達はこう関わってきた*山元町内で「茶室」と関わってきた複数の団体の方々に、今までの活動とこれからの希望・期待 などを書いていただいてまとめた冊子PDF
- 2022年12月
- お茶室3択クイズ*電子紙芝居を観ていただいた後は、復習を兼ねて知識定着のためにクイズ大会。このツールを使って楽しく盛り上がる。26個のクイズを作ってみた。PDF
- 2022年12月
- 寸劇台本:
大條家ゆかりの御茶室物語*紙芝居と講談は出来たので、寸劇の台本も準備。特に茶室活用の意識を醸成できる内容を意識して。PDF
- 2020年5月
- 大條屋敷の遷移(仙台絵図他より)*江戸時代、仙台城下の大條屋敷は、片平町で2か所の転移後に川内に移る。茶室はここに建てた。明治期に支倉町に移転するまで、同所で敷地を拡げている。“仙台絵図”を紐解くとご近所には原田甲斐や古内氏など、名が知られている家臣達の屋敷が散見される。“仙台絵図”を追ってみた。PDF
- 番外Ⅰ:
- 2023年6月23日
- 似顔絵「サンドウィッチマンさんありがとう」*サンドウイッチマンさんに、クラウドファンディング応援のお礼。ポラリスの牧稔画伯に似顔絵を描いて頂き、お渡しした。PDF
- 2022年12月
- 冊子
「宮城県山元町の磯浜を終生の地とした
赤痢菌発見者 志賀潔と ささえた家族」*博士に大條家とのご縁があったことで、「山元いいっ茶組」が企画・制作・出版した聞き書きの本。
“博士は大條家のお抱え医師の田原家と大変懇意。山元町の磯浜に案内された時、ここに別荘を建てることを即断し終生の地となった”*この大條家との縁を大切にし、本の売上印税は全て茶室の修復・保存に寄付することにした。「赤痢菌発見者 志賀 潔とささえた家族:宮城県山元町の磯浜を終生の地とした」
清水 ますみ(編著)、 山元いいっ茶組(発行)
- 番外Ⅱ:補足資料
- 講演会、勉強会等での専門家の資料など。
山元いいっ茶組制作ではない専門家のプレゼン資料他。 - 2018年6月9日
- 茶室フォーラムプレゼン
仙臺風俗志(佐藤憲一先生)*2018年6月9日に開催の「茶室フォーラム」での佐藤憲一先生プレゼン資料。支倉町にあった大條茶室の記述が残る「仙臺風俗志」該当部分の掲載がある。PDF - 2013年3月3日
- 山元町指定有形文化財 茶室所見 (山形大学 永井康雄先生)*山元いいっ茶組を作るに当たって最初に参考にした永井教授の所見。旧蓑首城門、板倉のコメントも。PDF
- 2018年6月9日
- 茶室フォーラム資料 茶室建築推移一覧 (山形大学 永井康雄先生)*茶室フォーラム配布資料。建築物としての茶室の推移が一覧化されている。PDF
- 2018年6月9日
- 茶室フォーラムプレゼン
(大條第20代 伊達宗行様)*大條家・伊達歴代図、伊達中世史、大條道直の時代年譜などがある。PDF - 山元いいっ茶組の発起人
三浦寛也さん意見*茶室の直ぐ近くに実家があり、アメリカで作曲など音楽の先生をされている三浦寛也さんのグローバルな視点での茶室への思い。山元いいっ茶組の発足の原点でもある。これからの茶室活用にも大いに参考になる。PDF