お知らせ
- 2024年04月30日
- 「開基、大條家の茶室」サイトを公開しました。
- 2024年05月13日
- 「表紙 - 新作講談「伊達の血筋を守った男 大條道直」」
「山元いいっ茶組 - メディア掲載」
「山元いいっ茶組 - 制作した大條家茶室の資料」
資料を公開しました。
徳本寺の開基、大條家とは
徳本寺は嘉吉元年(1441年)、福島県梁川町大枝村(現在の伊達市梁川町)に、大條公の菩提寺として開創された。つまり、大條家は徳本寺の開基である。
その後、大條公の知行替えに付き従い、元和2年(1616年)、宮城県の現在地である坂元の蓑首城のそばに移転して現在に至る。
大條家の概略
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- 大條家は伊達本家から分かれた家系。
大條家の初代は、名を伊達宗行と言い、伊達本家の第9代 伊達政宗(儀山公)の弟である(室町時代初中期)。
*伊達家には2人の「政宗」がいる。仙台藩主 独眼竜・政宗(貞山公)は伊達家第17代。
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- 仙台藩伊達家の御一家(藩政の最重要職につく一族)。
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- 1415年 福島県梁川町大枝邑に所領。大枝姓を名乗る。
その後、大条、大條と変遷。明治初に「伊達」姓に復帰。
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- 1616年 大條家第8代 宗綱の時、仙台藩主 伊達政宗(貞山公)から坂元に知行替を命ぜられる。
以降、要害(蓑首城)城主、奉行職を歴代継承。
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- 2000石から4000石と禄高増。仙台城下に屋敷。
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- 仙台藩の諸々の主要問題解決に活躍。
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- 大條家第15代 道直は、当時の仙台藩主 伊達斉邦から茶室を拝領。
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- 大條家第17代 道徳(最後の蓑首城主)は、仙台藩主 伊達慶邦を助けた戊辰・幕末処理の功績により、明治3年「伊達」姓に復する。伊達宗亮と改名。
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- 大條家第20代は伊達宗行氏(2023年2月逝去)。
物理学者、元仙台藩志会会長。在仙台。
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- 大條家第21代は伊達伸明氏。在大阪。
大條家ゆかりの茶室とは
山元町坂元の蓑首城三の丸跡にあり、江戸時代建造の10畳間、3畳間、4畳半の3室。
以下の2点において、
歴史的価値のある貴重な茶室として評価される。
- 1)
- 仙台藩の茶の湯の歴史・文化を伝える唯一残る茶室。
*仙台藩の茶室は他に残っていない。
- 2)
- 伊達政宗が豊臣秀吉から拝領したとの伝承がある茶室。
茶室の歴史と推移
- 天保3年
- 蓑首城主・大條家第15代 道直が 仙台藩主 伊達斉邦から拝領。
*伊達家跡継ぎ問題解決の褒賞。
- 仙台城下の大條家屋敷(川内)に移築。
- 明治21年
- 仙台市支倉町に移築。
- 昭和7年
- 山元町坂元の蓑首城三の丸跡に移築。
- 平成14年(2002年)
- 山元町の文化財に指定。