法話 〜3分間心のティータイム〜イメージ

【第1080話】 「継続は宝」 2017(平成29)年12月21日-31日

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1080.jpg お元気ですか。3分間心のティータイム。徳本寺テレホン法話、その第1080話です。

 天皇陛下の退位の日が、再来年2019年の4月30日と決定しました。退位に伴い2019年5月1日午前零時に新しい年号が施行されます。平成という年号は約30年と4カ月で終えるわけです。「一世代30年」はひとつの目安だそうですが、まさに一時代だったといえる平成です。

 私のテレホン法話も、今回でちょうど30年を迎えました。平成という時代が始まる約1年前の昭和62年12月21日に、前住職から受け継ぎました。1日・11日・21日と10日毎に話題を更新し続けて現在に至ります。年間36話という数は、多いとは思えませんが、10日という日にちは、あっという間にやってきます。更新日は決まっていますが、その内容については何ら計画性もなく、毎回ギリギリ一杯の状態で間に合わせてきました。

 「間に合わせの法話」では、お聴きいただいている方に対して失礼この上ないことです。しかし、日にちまでに間に合わなければ、どんなに素晴らしい内容であっても、やはり失礼です。老若男女を問わず、時間だけは平等な価値をもって与えられています。たとえばお年寄りの1年は370日で、女性の1日は26時間にします、などということはあり得ません。自分の時間を守ることは、相手に対する何よりの思いやりです。

 2017年という年も、すべての人に等しくあと僅かしか残されていません。私たちは毎日毎日、その日に間に合う生き方をしているでしょうか。年明けの1月2月ごろなら、今日やることが間に合わなくても、まだ大丈夫という感覚が働きます。しかし、この時期になれば、誰しも今年の残りの日数が目に見えてきます。今年中にあれを間に合わせよう、これもやっておかなければ、という気持ちになります。

 私の場合はテレホン法話に、いい意味で縛られているおかげで、生活のサイクルを1年単位ではなく、10日単位でこなしているところがあります。何事も1年分を想定するのは難しいけれど、10日間であれば、いろいろ予測も可能です。勿論テレホン法話をやるために、他のやるべきことを省略するということではありません。テレホン法話をしなければならないので、それまでにやるべきことを済ませておこうということです。つまり、10日間のうちに何とか間に合わせようと、多少のエネルギーは使います。

 テレホン法話が30年とはいえ、決して一時代を築いたと言えるものではありません。よって、今後も継続していくことでしょう。しかし、「継続は力なり」というほどの力は持ち合わせていません。お聴きいただいている方の「継続する力」によって、長年支えられてきました。すべてを間に合わせる私のエネルギーは、そこからいただいてきました。何よりの財産です。みなさまの「継続の力(から)」は、私にとっては「継続は宝(から)」になっています。だからこれからも、よろしくお聴きください。

 それでは又、来年1月1日よりお耳にかかりましょう。

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