法話 〜3分間心のティータイム〜イメージ

【第968話】 「クリスタルピアノがあれば」 2014(平成26)年11月11日-20日

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 お元気ですか。3分間心のティータイム。徳本寺テレホン法話、その第968話です。

 「初めて聴きました。神秘的で感動しました」「癒されました。もう一度聴きたいです」「空想の世界が広がって気持ちよかった」などの感想が寄せられました。先月徳本寺で行った東日本大震災を語り継ぐ第8回テレホン法話ライブにゲスト出演していただいたクリスタルボウル奏者安達季久子さんの演奏を聴いてのことです。

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 クリスタルボウルとは水晶でできた楽器です。その音色の波動は、体内に滞っているマイナスのエネルギーや否定的な感情を排泄するという健康作用や、美容効果も望めるといいます。アメリカや北欧ではすでに医療に使われています。水晶は物理的にエネルギーを変換、増幅、蓄積、伝導するなどの特性があり、それで心身を癒すということは何千年も前から行われているそうです。良いことずくめの楽器ですが、たいていの方は初めて見て聴くものでした。
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 場所は本堂、7つのクリスタルボウルの前にはローソクが灯され、不思議な雰囲気が漂います。演奏の第一声から本堂全体がその音で包まれたような感じになりました。クリスタルボウルの音は600メートル先まで到達するとか。わずかの時間ではありましたが、心が吸い込まれるような感じになりました。嫌なことや心配事も一時どこかに消えたかのようでした。安達さんの話によると、泣いている子どもも、クリスタルボウルを聴くと、泣きやむことがあるそうです。そして、「天と地を繋ぐ水晶の響き クリスタルボウル」と色紙に書いて下さいました。生き物すべての母である宇宙に抱かれているという感覚でしょうか。

 そのクリスタルボウルを聴いた後で、テレホン法話を続けました。法話をしている間、ピアノの伊藤智哉さんが話の内容にふさわしい曲を、話が引き立つように絶妙のテクニックで演奏して下さいます。最後を締めくくる話は今年2月に発表した「転んで転じる」。ソチオリンピック・フィギアスケート男子で金メダルを取った羽生選手の話です。羽生選手はフリーの前半のジャンプで転んだものの、立ち上り自分の滑りを取り戻し、金メダルに転じました。私たちも被災地と呼ばれ転んだままでは終わりたくない。転じて羽生選手に負けない金字塔を打ち立てましょうという内容のものです。

 何とかみんなで力を合わせて復興に向かっていきたいという思い入れが強かったのは確かです。それを感じてか、伊藤さんのピアノは終盤になって、どんどん盛り上ってきました。とうとう私は不覚にも感極まって声を詰まらせてしまいました。伏線にはクリスタルボウルを聴いた効果もあったのかもせれません。泣く子も黙るクリスタルボウルと和尚を泣かせるピアノの魅力恐るべしでした。もしクリスタルピアノがあれば、大震災も鎮めることができるかもしれません。

 ここでお知らせ致します。9月のカンボジア・エコー募金は、83回×3円で210円、10月は117回×3円で351円でした。ありがとうございました。

 それでは又、11月21日よりお耳にかかりましょう。

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